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2021.08.03 TUE

ベンチでまちづくり – TOKYO BENCH PROJECT –

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グランドレベル

「日常のまちの1階に人が居る光景をつくる」をテーマに活動を展開するグランドレベル(東京都墨田区、田中元子社長、大西正紀社長)の「TOKYO BENCH PROJECT 2021」は、国際芸術祭「東京ビエンナーレ 2020/2021」にて、丸の内・大手町・京橋・末広町の4つの会場に“人・まち・アート”を繋ぐベンチを、合計44台設置する。

 本プロジェクトは、ベンチを設置することで、エリア一帯の回遊性と日常的な賑わいを高め、人々の消費行動や健康度、そしてコミュニティの醸成を押し上げるものだ。

また、東京ビエンナーレの有料チケットを持っている方は、ベンチに関するストーリー解説「ベンチラジオ」をそれぞれの場所で聴くことが可能となっている。

「東京ビエンナーレ 2020/2021」の作品たちと共に、ベンチのある光景に注目だ。

【1】丸の内・大手町会場は、新しいベンチデザインをお披露目

 丸の内の仲通り、国際ビル(東京都千代田区丸の内3-1-1)と新国際ビル(東京都千代田区丸の内1-3-1)前に設置する合計9台のベンチ、大手町の読売新聞ビル(東京都千代田区大手町1-7-1)の公開空地に設置する6台のベンチは、フクビ化学工業(福井県福井市、八木誠一郎社長)が、2021年秋から発売を開始する新しい屋外家具ブランドシリーズ「Fandaline(ファンダライン)」のベンチだ。

 設置されたベンチたちは、「まちってもっと たのしいはずだ」という想いでストリートにも似合うものを生みだそうと、グランドレベルがデザイン監修を行ったもので、発売前はじめてのお披露目となる。

脚のフレーム以外の座面・背面の材料は全て、フクビ化学工業がこれまで販売してきた人工木材をそのまま活用し、さまざまな組み合わせを可能にすることを前提にデザインされています。今回は、2〜4台を連結して設置する。

  • TOKYO BENCH PROJECT 2021 in Marunouchi & Otemachi
  • 会場名:国際ビル/新国際ビル、読売新聞ビル
  • 会期:2021年8月2日(月)~9月5日(日)
  • 主催:一般社団法人東京ビエンナーレ
  • 企画:グランドレベル(田中元子+大西正紀)
  • ベンチ設計製作:フクビ化学工業株式会社
  • ベンチデザイン監修:グランドレベル(田中元子+大西正紀)
  • 特別協力:大丸有まちづくり協議会
  • 会場協力:株式会社読売新聞東京本社

【2】京橋会場は、3月に恒常設置が完了した新しいベンチたち

 2019年開催のプレイベントでは、東京スクエアガーデン(東京都中央区京橋3-1-1)の公開空地に20台の赤いベンチを設置し、まちの風景を変貌させました。そして、約1ヶ月に渡る実験的な設置の後、京橋のまちで働き暮らす多くの方々からベンチを求める声があり、恒常的な設置を目指したオリジナルベンチの製作へと発展。

グランドレベルと東京スクエアガーデンの運営を担う東京建物(東京都中央区、野村均社長)、地元オフィス家具メーカーのイトーキ(東京都中央区日本橋、平井嘉朗社長)のコラボレーションによって、新しいベンチが誕生した。


 2021年3月に新しいベンチ12台が設置され、テープカットが行われた。

新しいベンチは、肘掛けが可動式となっていて小さなテーブルにもなるのが特徴で、さまざまな過ごし方を誘発するアクティブなデザインとなっている。

  • TOKYO BENCH PROJECT 2021 in TOKYO SQUARE GARDEN
  • 会期:2021年7月10日(土)~9月5日(日)
  • 主催:一般社団法人東京ビエンナーレ
  • 企画:グランドレベル(田中元子+大西正紀)
  • ベンチ設計製作:株式会社イトーキ
  • ベンチデザイン監修:グランドレベル(田中元子+大西正紀)
  • 協力:東京建物株式会社

【3】アーツ千代田3331(末広町)会場は、ビッグベンチも

 アーツ千代田 3331(東京都千代田区外神田6-11-14)のテラスと館内にある17台の赤いベンチたちは、2019年開催のプレイベントの際に、京橋の東京スクエアガーデンのビルの足元に設置した。

約1ヶ月の京橋での設置の後、アーツ千代田 3331に移設され、今では多くの館の利用者、入居者の方々、地域の皆さまに愛され使われています。プレイベントの際に制作した、2倍の大きさのビッグベンチも、テラスに設置されていて、愛くるしい姿が人気となっている。

  • TOKYO BENCH PROJECT 2021 in 3331 Arts Chiyoda
  • 会期:2021年7月10日(土)~9月5日(日)
  • 主催:一般社団法人東京ビエンナーレ
  • 企画:グランドレベル(田中元子+大西正紀)
  • ベンチ設計:株式会社ツバメアーキテクツ
  • ベンチデザイン監修:グランドレベル(田中元子+大西正紀)
  • 協力:アーツ千代田 3331

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● グランドレベルについて

 株式会社グランドレベルは、「1階づくりはまちづくり」をモットーに、地域に住まう人々が、まちの主役になれるような施設・空間・まちづくりを行っています。ハードやソフトと、それらを取り持つコミュニケーションを一体でデザインするのが大きな特徴で、建築や施設、そこに暮らす人々やまち全体が、よりアクティブなものへと成長していくものをつくり出します。
 グランドレベルは、2018年に墨田区に洗濯機やミシン、アイロンなどを備えた“まちの家事室”付きの喫茶店「喫茶ランドリー」を、理想の「まちの1階」のプロトタイプとしてオープンしました。年齢や職業に関わらず、多様な市民が集い、さまざまな活動に使われていることが注目を集め、その後、「喫茶ランドリー」のような場所をつくるプロジェクトを全国へ展開中です。主な受賞に「2018グッドデザイン特別賞グッドフォーカス[地域社会デザイン]賞」などがあります。今回の東京ビエンナーレではアーティストとして参加し、「TOKYO BENCH PROJECT」を推進しています。

● ベンチプロジェクトについて

 ベンチに人々が佇む、新しいまちの光景を作る「JAPAN / TOKYO BENCH PROJECT」を起業1周年記念事業として2017年より開始。神田や京橋、田町等で行ったベンチの恒常的設置を前提とした社会実験から、ベンチのオリジナルデザインと販売、ベンチの設置を軸としたまちの再生事業などを各地の団体、市民と共に推し進めています。東京では数年内に1万脚のベンチ設置を目指しています。

● 東京ビエンナーレについて

 東京ビエンナーレとは、“東京”のまちを舞台に“2年に1度”開催する国際芸術祭。世界中から幅広いジャンルの作家やクリエイターが東京のまちに集結し、まちに深く入り込み、地域住民の方々と一緒に作り上げていく新しいタイプの芸術祭です。株式会社グランドレベルは参加アーテストとしてTOKYO BENCH PROJECTを推進しています。

https://tokyobiennale.jp/

●ベンチとグランドレベルに関する参考記事
「「排除ベンチ」抵抗した制作者が突起に仕込んだ「せめてもの思い」ツイートきっかけに撤去、本当の狙い」
https://withnews.jp/article/f0210713003qq000000000000000W08k10201qq000023319A

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