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照明は、光と影を演出する効果があります。
照明が空間に与える影響は大きく照明の選び方・置き方一つで、空間のオシャレ度をアップさせたり台無しにさせたりします。
言わば、インテリアにおいて最重要アイテムと言っても過言ではありません。
一室一灯ではなく、多灯照明を心がけよう
美は物体そのものではなく物体と物体との作り出す陰影にあり!
日本では天井照明を採用しており、一つの灯りで部屋全体を明るくします。
しかし、一つの照明で部屋全体を明るくするので影が出来にくく、部屋がのっぺりとした印象を与えます。
天井照明をやめ、複数の光源を使いましょう!
そうすることによって様々な陰影が生まれます。
そうすることで空間にメリハリ・奥行き感が生まれ、ドラマチックな雰囲気が出来上がります!
複数の照明を器具を使うことで、美しい影を演出することができます!
では、具体的にどの場所に照明を配置すればいいのでしょうか?
美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す陰翳のあや、明暗にあると考える。夜光の珠も暗中に置けば光彩を放つが、白日のしたに曝せば宝石の魅力を失う如く、陰翳の作用を離れて美はないと考える。
谷崎潤一郎 、陰翳礼讃、青空文庫
部屋に必要な光量の目安は1畳40W
目的やシーンによって必要な明るさは異なりますが、目安として1畳あたり約40Wです。。お部屋の広さが8畳なら40W×8=320W、10畳なら40W×10=400W。 また、ひとつのライトですべての明るさを満たすのではなく、複数のライトを組み合わせることで光と影のリズム感がある素敵な部屋になります。
4.5畳(7㎡) | 6畳(10㎡) | 8畳(13㎡) | 10畳(17㎡) | |
---|---|---|---|---|
合計(ワット数) | 60-180W | 100-240W | 240-320W | 320-400W |
1・ダイニングテーブル
ダイニングテーブルの上から55〜65cmの位置に取り付けよう

ダイニングテーブルで食事をする方や仕事をする方は、当然そこに光が必要です。
そこに「ペンダントライト」を持っていきましょう!
そこで気をつけないといけないのは、高さと照度です。
ペンダントライトはダイニングテーブルの上を照らすのが目的なので、テーブルから近い位置に取り付けましょう。
55〜65cmの位置に取り付けるのがおすすめです。
一般的な4人が座れるダイニングテーブルを照らすのに必要な照度は、100ワットの電球を1つか、40ワットから60ワットの電球を2つから3つ使用することをおすすめします。
このペンダントライトは部屋全体を明るくするのではなく、あくまでダイニングテーブルの上を明るくします。
明かりはあくまで「必要な明かりを必要な分だけ」です。このことを意識しましょう!
オススメ ペンダントライト
NEW LIGHT POTTERY Bullet / black
奈良に拠点を置くライティングデザイナー2人が手がける照明ブランドが手がける、鋳造した真鍮を削り出した重量のある照明だ。
独特のムラのある黒色は、日本酒や酢、鉄錆などを原料としたおはぐろ液を繰り返し焼き付けて着色する富山高岡の伝統技法によるもの。職人による丁寧な作業によって独特な質感が生み出さしている。¥30,800 /ニューライトポタリー
2・部屋の角や壁際を明るくしよう
光を壁や天井に当てることで間接光を作り出し、部屋の広がりを演出しよう
ペンダントライトだけではまだ部屋が暗いです。
部屋の角や壁際に照明を置きましょう。
ポイントは「光を壁や天井に当てることで間接光を作り出し、部屋の広がりを演出すること」です。
「フロアライト」や「スタンドライト」を用いましょう。
オススメ フロアスタンドライト
APROZ CLAUDO

東京都荒川区に本社を構えるAPROZ(アプロズ)が手がける一つ一つ手織りで仕上げたフロアスタンドライト。
スタンダードなフォルムに麻混の折笠シェードやウォールナットの無垢パイプがアクセントになり、どんなシーンにも合わせやすいのが特徴だ。¥44,000/アプロズ
オススメ テーブルランプ
ACME Furniture BRIGHTON DESK LAMP

1930年代のアメリカ製ヴィンテージランプをモチーフにしたテーブルランプ。
関節部のスイベルの蝶ナットを手で緩めることで、シェードの角度やアームの高さを好みに合わせて調節が可能だ。
ベース内部には鉄鋳物の重りが組み込まれ、器具の転倒を防ぐ。¥22,000 /アクメファニチャー
3・ソファや椅子とランプを組みあわせよう

ソファや一人掛けの椅子と照明を組み合わせることで部屋に居場所が出来ます。
読書やソファでくつろぐのにぴったりで何より部屋の一角が華やかになります!
4・光源の位置を意識しよう
人間の活動は太陽の動きに密接に関わっています。
日中は白い光を高い位置から浴びると脳が活性化し、日が暮れて黄色い光を低い位置から浴びるとリラックスします。
この法則を利用し、目線より低い位置の照明に黄色い光の照明を使用することで、緊張感を緩和しリラックスできます。
5・各部屋に5〜7個の光源を置こう
各部屋に、合計5〜7の光源が必要だと言われています。そこまで、部屋に光源を置くスペースがない場合はクリップ型スポットライトを使用しましょう。
また、直接ライトを当てるのでなく壁に向いライトを当てると光が柔らかく広がります!
オススメ クリップ式ライト
IKEA HEKTAR

工場や劇場といった場所の古いランプがインスピレーションになり作られたクリップ式ライト。
ランプヘッドの向きを調節できるので、必要な場所に光をあてられます。読書中の手元を照らす読書ライトや、間接照明のアップライト、特定のエリアを照らすスポットライトとして使用が可能だ。¥2,999/イケア
オススメ持ち運べるランプ Carrie LED Lamp Brass

吹きされたフロストガラスによる、ポータブルと思えないような上品なデザインが特徴なLEDランプだ。事務所のデスクなどの屋内使用やピクニックなどのアウトドアにも便利なサイズ感。
軽くて持ち運べ、USB充電できるこのLEDランプは、ヒュッゲの精神を現代的に継承している。
6・簡易取付式ライティングレールを使おう

千里の道も一歩から!
まずは簡易取付式ライティングレールを使いましょう!
おすすめはtoolboxさんで購入できる簡易取り付け式ライティングレールです!
値段は、11,000円です。

一般的な引掛シーリング用のローゼットに取り付られる、電気工事要らずのライティングレールです。
7・見せたい場所に照明を

照明はフォーカルポイントを作るのに大変有効です。
お気に入りの絵や雑貨に照明を当てフォーカルポイントを作りましょう!
逆に見せたくない場所には光を当てないでおきましょう!
今回は、以上です。
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