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2023.11.10 FRI

黄金比とフォーカルポイントを使いインテリアコーディネート!部屋をお洒落にしよう!

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小学生の頃、ある先生に「世の中の現象は全て数式で表すことができる」と言われたことがあります。インテリアも例外ではありません!黄金比という調和のとれた構図やバランスを作り出すために伝統的な手法を数学的アプローチから学びインテリアコーディネートをしましょう!

黄金比

黄金比とは

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みなさん黄金比をご存知でしょうか?

インテリアやデザインに興味がある人なら必ず知っておいた方がいい言葉です。

「ファイ(φ)」や「神の比」と呼ばれ、古代より芸術、建築、音楽などの分野で調和の取れた構図やバランスを算出するのに使われてきた数式です。

この黄金式を最初に定義したのはピタゴラスとフィボナッチだと言われており長い歴史があります。

黄金比

黄金比は、ある線を2分にし長い部分をa、短い部分をbとした時、「a+b:a」の比率が「a:b」と同じで、全長を長い線分で割っても、長い線分を短い線分で割っても同じ値(1.618)になるということです。

黄金比の図形を意識しよう

黄金比の図形
黄金螺旋

歴史を通して人間の美の価値観が投影されてきたことに疑いの余地はありません。

ここまで話して、黄金比の美しさを出すために電卓を出して計算の準備をしている人がいるかもしれません・・・

安心して電卓を棚にしまってください!

黄金比の美しさを取り入れるといっても計算機は必要ではありません!

なぜなら、黄金比は幾何学模様であり、黄金長方形、黄金螺旋、黄金三角形など数学が苦手な自分でも使えるとても簡単なアプローチです!

ぜひ、「黄金比の図形」を基にあなたのアイデアをブラッシュアップしましょう

黄金比とインテリア

いままで黄金比について話しました!読者の中には「本当に黄金比とインテリアに関係あるの?」と疑問に思っている方もいるのでないでしょうか?

エッグチェアと黄金比

そこで、名作と言われている「エッグチェア」と「黄金螺旋図」を見比べてみましょう!物凄く似ていますよね!あなたが、美しいと思った家具にも数学が隠れているかも?

三分割法

ここで、インテリアのレイアウトを決める際、黄金螺旋を思い浮かべないといけないよと心配になった方もいると思います・・・それってめんどくさいですよね・・・安心してください!黄金比は、簡略化することができます!

それは、「三分割法」や「聖なるバランス」と呼ばれる法則で、実用的なのに黄金比ほど複雑ではなく、日常のスタイリングに手軽に取り入れることができます!

三分割法


三分割法を理解するために身近な例を一つあげましょう!

デジタルカメラにこのような細いグリッド線で分割されていて被写体を配置する目安になっています。

このグリッドも黄金比とそれを簡略化した三分割法で出来ており、ファインダーが水平・垂直それぞれ三分割されています。

三分割法

主な被写体や撮りたい人物を中央ではなく、交点のどこかに合わせることで写真の構図がグッとよくなります!

右の収納棚にある植物のオブジェが交点に重なっていますね!

このように通常は、被写体が画面の3分の1または3分の2のところに来るように世界中の写真家やカメラマンが三分割法を基に仕事をしています!

三分割法とインテリア

大抵はこの三分割法に基づいて家具・インテリアが配置されています!

これを念頭に置けば、どこにどのように家具・インテリアを配置すればいいかがすぐに分かり、バランスと調和がとれた住まいが出来上がります!

三分割法は、大事なアイテムを部屋や壁に配置するときの目安になります!インテリアや空間を二等分ではなく三等分することで、視覚的なバランスと調和は生まれ「自分の理想の部屋」を作ることができます。

三角形と三角構図

三角構図

インテリアの写真を視覚的に分析するとある図形が出てきます!まずは、写真を見てみましょう!この中に、ある共通の図形が見えてきます!

三角構造

この中に、ある共通の図形が見えてきます!
そう三角形です!

三角構造

三角構図とインテリア

インテリアデザイナーや写真家はよく、三角形つまり「三角構図」を使用します!

一番外の輪郭は三角形になるようにアイテムを配置するか、アイテム間を結ぶ三角になるように配置します!正三角形でも直角三角形でもOKです!

視覚的な中心

「黄金比」の法則に則り考えると、アイテムを必ずしも中央に置くのがいいとは限らないです!グラフィックデザインの世界でよく登場する言葉に「視覚的な中心」という言葉があります!

これは、目が認識する中心というのは実際とは異なるというものです!視覚的な中心は、実際より10%ほど上にあります。

視覚的な中心

広告などでもこの「視覚的な中心」にフォーカルポイント(焦点)を持ってくるため、下の空間を上より少し大きくとります!

額縁のフレームも下の方が太めで、モチーフが真ん中より少し上にくるように考えられています。

フォーカルポイント(焦点)

写真を撮るときには、どこに焦点を持ってくるか考えますよね。

被写体の中からあるものを選び、それに少し多めにスペースを与えるか、目立たせるかなど、どうやったら自分が納得できる写真になるか試行錯誤します!

このアプローチは、インテリアコーディネートでも使えます!

window curtain open wide

部屋の中にも、自然なフォーカルポイントがあります。

美しい景色や大きな窓、素敵な暖炉など、すぐに人の視線を捉えるようなものなどです。

もし、それが見つからないのならインテリアが目の自然な動線に反しているかもしれません・・

books on brown wooden shelf

もしくは、焦点になるものが一つも無いか、逆に注目を集めているアイテムが多すぎるのか・・


その場合、ひとつ選んでフォーカルポイントを作ることで、目指している雰囲気を強調してくれます!

フォーカルポイントを見つけるコツ

woman taking photography in front of the mirror

次にインテリアを考える際、何を強調し何をトーンダウンしたいか考えてみてください!

長いこと考えすぎて問題点が見えなくなっているのなら、誰かに「まず最初に何が見えるか」と尋ねてみるかスマートフォンで全体の写真を撮ってみましょう!

カメラのレンズを通して部屋を見つめることで目に何が自動的にフォーカスされるのか、フォーカルポイントを強めるためにどうすればいいのかが分かります!

何かを動かしたり、組み合わせを変えたり、取り除けばスッキリするのか、それがハッキリ分かるかもしれません!

インテリアスタイリングでよく起こる間違い

インテリアスタイリングでよくやる間違いは、家具や雑貨をどれも同じだけ目立たせようとしてしまうことです。それを避けるためにも、フォーカルポイントのアプローチを使ってみましょう!

フォーカルポイントのアプローチ方法

フォーカルポイント

あなたが今考えているインテリアだと最初に目が行くのはどこですか?

何に目が行って欲しいですか?
目が行くところと目が行って欲しいところは同じものでしたか?

例えば、色やコントラスト、配置を変えるだけで印象が大きく変わります。
インテリアの中から一つフォーカルポイントを選び、そこに注目させましょう!

まとめ

今回は、黄金比とフォーカルポイントを使用したインテリアコーディネート術を紹介しました。家はどんな時でも家に帰ってくる場所です。なので、自分の家は自分が過ごしやすい空間にしましょう。また、他にもセンスが無くても部屋をオシャレにできるインテリアコーディネート術を紹介しています。是非、ご覧ください。

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